ボクシングの畑中ジムは２４日、元世界３階級王者でＷＢＯ世界スーパーフライ級９位の田中恒成（２６）＝畑中＝が、１２月１１日に名古屋国際会議場でＩＢＦ世界同級５位の石田匠（２９）＝井岡＝と５２・５キロ契約１０回戦で対戦することを発表した。オンライン会見した田中は「必ず仕留める」とＫＯ宣言した。

　初黒星を喫した昨年大みそかのＷＢＯ世界スーパーフライ級王者・井岡一翔（志成）戦からの再起戦は、世界ランカーによるサバイバル戦となった。田中は「次の試合で終わってもいいと思えるぐらい、この試合に懸けたい」と気持ちを込めた。

　今夏には兄の亮明（中京高教）が東京五輪フライ級で銅メダルを獲得。２２日にはスパーを行った矢吹正道（緑）がＷＢＣ世界ライトフライ級王座を奪取した。「次は僕が感動を与えたい」と再生のリングを見据えた。