ボクシング五輪金の入江聖奈「しゃべり足りなかった」が井岡一翔の世界戦ゲスト出演

 テレビ中継のゲストとして来場し、笑顔を見せる東京五輪金メダリストの入江聖奈(代表撮影)
 テレビのゲスト解説で来場した東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダルの入江聖奈(代表撮影)
 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチが行われる無観客開催の会場(代表撮影)
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(1日、大田区総合体育館)

 王者の井岡一翔と挑戦者のフランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)の一戦のテレビ中継に、東京五輪女子フェザー級金メダルの入江聖奈(20)=日体大=がゲスト出演した。ボクシング界ではプロのWBAスーパー・IBF統一世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)、元世界王者の内山高志氏がアマの全日本選手権にゲストとして出演したことがあるが、アマ選手がプロの世界戦中継に出演することは異例。

 初めてプロの試合を生観戦するという入江は、井岡について「鉄壁のディフェンスと距離の支配力、正確な攻撃とすきのない選手」と分析。また、試合中には「ロドリゲス選手の左アッパーの角度が怖い。縦に入るのでよけられない」「井岡選手の左ボディーがきれいに入る」とわかりやすく技術解説した。

 試合後は「要所要所の高等テクニックがすごかった。(中継で)しゃべり足りなかった」と苦笑い。日本女子初のオリンピアンで金メダリストは、プロ入りについて「女子は厳しいところがあるので行かないと思う」とし、24年パリ五輪もこれまでどおり「簡単な道のりじゃないのでまだ目指すとは言えない」と否定的だった。

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