高山勝成が帰国 試合後のシャドーが話題となり「ファンになった」とサイン求められる

 米国テキサス州アーリントンで8日(日本時間9日)に開催されたWBO世界ライトフライ級タイトルマッチで9回TKO負けした同級11位・高山勝成(37)=寝屋川石田=が10日、成田空港着の航空機で帰国した。陣営はそのまま帰国後の自主隔離に入った。

 高山はレフェリーストップにより、王者のエルウィン・ソト(メキシコ)に9回2分44秒TKO負け。ダウンしたわけでも、防戦一方になったわけでもない中でのストップだっただけに議論を巻き起こしている。2階級制覇の野望が絶たれた高山は代理人を通じて「応援ありがとうございます。試合結果は残念でしたが、私の試合及び終了後のシャドーをみてファンになった、サインがほしいと現地の方が沢山声をかけていただいたことは嬉しく思っています」とコメントした。

 TKOを宣告された直後にはリングで約20秒間、高速シャドーを披露。米国ボクシング史上、屋内会場最多観客数を更新した7万3126人の大観衆を前に、まだ闘えたことをアピールした。これが現地のファンの心を捉えた。

 陣営の中出博啓トレーナーは「レフェリーのストップには意図を感じました。高山の体は何の問題もなく、逆転できる確信を持ち始めていた時だったので残念です。短い期間で出来る限りの準備を尽くした高山を誇りに思います」とコメントした。

 試合直後に現役続行を表明している高山は「この大舞台の経験を次につなげます」と改めて再起宣言した。

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