新日本・YOHがJrタッグ奪回!10カ月ぶり復帰に涙「プロレスやっててよかった」
「プロレス・新日本」(4日、両国国技館)
IWGPジュニアタッグ選手権試合が行われ、挑戦者のSHO、YOH組が王者の金丸義信、エル・デスペラード組を破って新王者となった。
YOHは同王座を保持していた昨年6月に左ヒザ全十字じん帯を断裂して長期欠場となり、王座を返上。約10カ7月ぶりの復帰戦が王座奪回戦となった。YOHはブランクを感じさせない軽快な動きを見せ、SHOとの好連係も披露。故障明けの左ヒザを狙われて苦戦を強いられるが、デスペラードに合体技3Kを見舞って流れを引き寄せる。
終盤にはSHOが金丸をショックアローでたたきつけるところにダイビングフットスタンプを見舞う連係技も繰り出し、最後は自ら新技の旋回式ダブルアームDDTのDIRECT DRIVEで金丸を葬った。
試合後のYOHは復活の戴冠に思わず涙。マイクを握ると「いろいろな方に、たくさんの応援してくれるファンの皆様がいてくれたから、オレは今日このリングに帰って来れらました」と感謝。「新生ロッポンギ3Kとして、そして、自分自身…、タッグベルトはここにあります。次はエル・デスペラードの持つIWGPシングル(ジュニアヘビー級王座)に挑戦します」とジュニア2冠獲りを宣言した。
インタビューでのYOHは「パートナーがSHO君でよかったです。ロッキー(ロメロ)さんがいてよかったです。ロッポンギ3Kで、ケイオスでよかったです。プロレスやっててよかったです。感謝の気持ちを忘れずに、これからもプロレスを頑張っていきます」と決意新た。一方、挑戦されたデスペラードは「復帰戦でタイトルマッチでそのまま要望が通っちゃうようなアイツらが言ったことだから、シングルも通るんだろ。いいよ、やってやるよ」と受け入れ、「もういっぺんオレとノブさん(金丸)でタイトルマッチを。3Kとオレたちで。それが条件だ」と、タッグ王座の再戦を交換条件に突きつけた。