岡沢セオンが“プロ宣言”スポンサー得て「プロのアマチュアボクサーに」

 「チャリティーボクシングイベント・LEGEND」(11日、代々木競技穣第一体育館)

 現役世界王者、レジェンドの元選手、アマチュアトップ選手らが集結し、3分3ラウンド、スパーリング形式のエキシビションが行われた。東京五輪ウエルター級代表の岡沢セオン(25)=鹿児島県体協=は、日本ユーススーパーライト級王者、佐々木尽(19)=八王子中屋=と拳を交えた。

 今イベントへの参加が決まった際には「有名で強い選手とやらせていただきたい」と腕をぶしていた岡沢。プロ10戦10勝9KOと強打のホープ、佐々木はうってつけの相手だった。

 互いにヘッドギアなし。ガードを下げて滑稽な動きでリズムを崩そうとするトリッキーな佐々木に対して、岡沢は左構えから持ち前のスピードと技術で的確なリードパンチをヒットさせ、コーナーに相手を追い込む場面もあった。3ラウンド目は互いにノーガードで挑発合戦となる中、両手を後ろに組んでボディーワークで相手の攻撃を封じるなど、試合とは違うパフォーマンスで観客を沸かせた。

 リング上のインタビューでは、驚きの“プロ宣言”も飛び出した。練習拠点の鹿児島県鹿屋市で体協職員として体育指導などを行っているが、今後について「スポンサーをつけて、その収入のみでボクシングをしていく。これってプロですよね。プロのアマチュアボクサーとしてやっていく」と明らかにした。

 アマとしての常々プライドを口にし、「プロへ行くためにアマをやっていくわけじゃない」と生涯アマチュアを貫く意向も示している。東京五輪で金メダルを狙う日本のエースは、「プロとしていろんな人を楽しませるボクシングをしたい」と“プロのアマ選手”という新しい道を切り開く。

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