田中恒成 マル秘一翔攻略法ゲット!“判定勝ちした男”から「弱点2個ある」

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 世界最速16戦目での4階級制覇を目指すWBO世界スーパーフライ級1位の田中恒成(25)=畑中=が18日、名古屋市内の所属ジムで練習を行い、オンラインで報道陣に公開した。18年末に井岡を判定勝ちで下した前WBO世界同級王者ドニー・ニエテス(38)=フィリピン=から「弱点が2個ある」と井岡対策の助言を授かったことを明かし「最後の1秒まで倒しにいく」と決意をにじませた。

 4階級制覇を成し遂げた名王者から貴重な助言を得た。ニエテスと電話で話したという田中は「(井岡は)弱点が2個くらいあると言っていた」と明かした。具体的な内容は伏せたが、18年大みそかに井岡を下しているだけに、言葉の重みが違う。「自分の考えとリンクしたり、少し参考にしながら」と井岡対策を練り上げていく。

 11月には関東でスパーリング中心の合宿を行うなど調整を重ね「過去最高に順調。今回は本当に自信がある」と充実ぶりをにじませた。先月の会見では井岡に対して「スピード、パワー、スタミナは負けていない」と語っていたが、この日は「メンタルも負けてない」と付け加え、「相当な覚悟を持って臨んでくると思う。そういう気持ちで来て欲しい。最後の1秒まで倒しにいく」と畳み掛けた。

 11月下旬から練習生らの出入りを禁止するなど新型コロナウイルス対策も万全で、畑中会長は「ジムが一番安全な場所」と強調。4日と17日に行ったPCR検査でも陰性だったことが報告された。

 世紀の大みそか決戦まで2週間を切った。この日はシャドーボクシングなどで軽快な動きを披露した。階級を一つ上げたことで「減量苦から解放され、過去最高に仕上がっている。自分がどんなパフォーマンスをできるのか楽しみ」。世代交代を成し遂げ、新たな時代を切り開く。

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