ノア・拳王、レジェンド桜庭から技ありV3!「お前みたいなヤツに勝ててうれしいよ」

 「プロレス・ノア」(6日、国立代々木競技場第二体育館)

 GHCナショナル級選手権試合が行われ、王者の拳王が挑戦者の桜庭和志を破って3度目の防衛に成功した。

 元日本拳法全日本王者でもある拳王は、開始から掌底のラッシュを仕掛けてきた総合格闘技のレジェンド桜庭に付き合う形で、キックも交えた打撃戦、グラウンドでの関節の取り合いなど息詰まる格闘技的な攻防を展開。だが、2度ロープにエスケープするなど桜庭の独創的な関節技に苦しめられ、終盤には裏アキレス腱固めでもん絶させられたものの、体を入れ替えてブリッジの態勢で丸め込む技ありの3カウントを奪った。

 4日の調印式では桜庭のひょうひょうとした態度に「なめてんのか!」などと声を荒らげて激しい暴行を加えるなど怒りをあらわにしていた拳王。だが、リング上で結果を出し、「見ただろ、これがプロレスリングだ。試合はな、やる前から決まってたんだよ。アイツ、久々に怒ってただろ。それもすべてオレの作戦勝ちだろ。あのまま足を極められると思っただろ。オレもギブアップしそうになったよ。だがな、オレはアイツの少しの心の隙間を突いてやったんだ。あのままひっくり返して、完成形の裏アキレス、そんなもん、オレは読んでたよ」と勝ち誇った。

 続けて、「テメエはな、実績、ネームバリュー、本当にすごいよ。お前みたいなヤツにタイトルかけて、勝てて本当にうれしいよ。だがな、オレはプロレスリング・ノア、そして、このナショナルのベルトを守り抜くんだ」とレジェンド超えを果たして決意を新たに。

 この日、来年2月12日にノア11年ぶりの日本武道館大会開催が発表されたことで、「オレが2年前から言って来たこと、とうとう実現するだろ。テメエらクソ野郎ども、かなわない夢なんかないんだよ。夢は実現させるためにあるんだ。2年前、プロレスリング・ノアが武道館に帰れると思ってたヤツいるか。いねえだろ」と訴え、最後は「もう一つ、俺の夢を語ってやる。日本武道館、超満員、オレがメインイベントで勝利、そして、最後の花道を歩く、それがオレの次の夢だ」と野望をぶち上げた。

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