田中恒成KO予告 一翔より「俺の方が強い」敬意払いつつ強烈“カウンター”

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(12月31日、大田区総合体育館)

 挑戦者で世界3階級制覇の実績を持つ田中恒成が10日、オンラインで記者会見を行い、王者・井岡一翔との“大みそか日本人対決”に向けて「俺の方が強い。ここで世代交代というか、KOで決着をつけたい」とKO予告した。

 前哨戦から火花が散った。前日9日の会見で王者は「格の違いを見せる」「メリットのない試合」などと挑発的な言葉を並べていた。田中は挑戦者として「ここ10年くらい日本のボクシング界を引っ張ってきた選手」と井岡に敬意を払いつつ、「直接戦ったら俺の方が強い。世代交代というか、文句のつけようのないKOで決着をつけたい。スピード、パワー、スタミナは負けてない」と強烈な“カウンター”を見舞った。

 18年に世界最速タイ記録のプロ12戦目で3階級制覇を達成した。フライ級で3度防衛に成功し、1月に王座を返上。4階級制覇を目指して階級を上げた。コロナ禍で19年大みそか以来1年ぶりの試合となる。スーパーフライ級での初陣が大一番となるが「適性階級なので楽しみの方が大きい」と自信を示した。

 勝てば日本男子2人目の4階級制覇、16戦目での達成は世界最速となる。世界複数階級制覇経験者の日本人対決は初。「俺のキャリアにとって最大の勝負。このチャンスを必ずつかみたい」と拳を握りしめた。

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