プロ58戦目40歳・堀川が東洋太平洋戴冠 18歳年下にTKO勝ち

 「ボクシング・東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦」(25日、神戸市立中央体育館)

 プロ58戦目の40歳、堀川謙一(三迫)が、22歳の冨田大樹(ミツキ)との王座決定戦を壮絶なTKOで制して、日本王座などを含め自身4本目のベルトを手にした。中盤から相手を圧倒し、10回に猛ラッシュでTKOに持ち込んだ。新型コロナの影響で試合は直前に無観客に変更されたが「YouTubeで生配信されたので、新しく見てくれた人がいたかもしれない。倒せてよかった」と語った。

 3回に相手のジャブを受け、鼻骨付近を腫らした。鼻血を流し「インターバルに鼻から息が吸えず苦しかった」としながらも、18歳年下の相手に技術だけでなくスピード、スタミナも上回った。三迫貴志会長が「プロボクサーであることを片時も忘れない」というストイックの塊は衰え知らずだ。

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