ボクシングのＷＢＡ世界ライト級王者のジャーボンテイ・デービス（２５）＝米国＝が元ガールフレンドに対する暴行罪で逮捕されていたことが明らかになった。ＵＳＡトゥデイなど全米各メディアが５日（日本時間６日）、報じた。

　デービスは１日にマイアミのコーラル・ゲーブルズで行われたバスケットボールの試合会場で、観戦中の元ガールフレンドに詰め寄り、胸ぐらをつかんで会場から連れ出した。この模様が動画で撮影されており、ＳＮＳ上で拡散。デービスは４日に現地警察に出頭した。被害女性はデービスの娘の母親でもあることが明かされている。

　デービスは、元世界５階級王者のフロイド・メイウェザー氏が率いるメイウェザー・プロモーションズの所属。圧倒的なスピードと攻撃力で１３年２月のプロデビューからここまで２３戦全勝（２２ＫＯ）という驚異的な記録を誇る。１７年１月にホセ・ペドラザ（プエルトリコ）を７回ＫＯで撃破して１７戦目でＩＢＦ世界スーパーフェザー級王座を獲得。体重超過でこの王座ははく奪されたが、勢いは失われることなくすぐに同級のＷＢＡスーパー王座を奪取した。昨年１２月２８日にはＷＢＡ世界ライト級王座決定戦で、ユリオルキス・ガンボア（キューバ）を１２回ＫＯで仕留め、２階級制覇を達成した。

　メイウェザー氏もこの愛弟子の将来性を高く評価している。ただ、リング内でのパフォーマンスには疑いがないが、１９年２月でも一般男性に対して暴行罪で逮捕されるなど、私生活ではたびたびトラブルを起こしている。