井上拓真まるで別人!急成長で王座統一に自信「兄にいいバトンをつなげたい」
「ボクシング・WBC世界バンタム級王座統一戦」(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)
井上拓真(23)が29日、横浜市内の大橋ジムで公開練習を行った。ジムの大橋秀行会長が「別人なぐらい大きく伸びている」と絶賛するほどの成長を遂げ、王座統一に自信を示した。
冒頭10分間のみ公開した練習で、拓真はキレのいい動きのミット打ちなどを披露。前戦から約11カ月の間にサウスポーの正規王者ウバーリ対策を積めたことで、「(前戦の)サウスポー対策の期間は短くてぎこちない部分もあったんですけど、今回はスパーリングでもスムーズにできるようになって、いい感じで仕上がっている」と手応えを感じていた。
その成長には、大橋会長だけでなく、父の真吾トレーナーも「反応から対応がすばやくできるようになった。見たり考えたりする間があったのが今はない。やってきたことをすべて出せれば必ずいい結果が出る」と目を細める。
拓真は「2回オリンピックに出ているキャリアと手数、うまさもある」とウバーリの警戒点を挙げ、「自分の距離をキープしながら戦うこと」とイメージ。「しっかり勝って兄(尚弥)にいいバトンをつなげたい」と闘志を燃やした。




