那須川、一撃必殺の胴回し回転蹴りでスアキム撃破!「こんな所では止まらない」

TKO勝ちを収めた那須川天心(右から2人目)=エディオンアリーナ大阪(撮影・高石航平)
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 「RISE WORLD SERIES」(21日、エディオンアリーナ大阪)

 -58キロ級と-61キロ級の準決勝4試合が行われ、-58キロ級は“キックボクシング界の神童”那須川天心(20)=TARGET=がムエタイの元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者スアキム・PKセンチャイムエタイジム(23)=タイ=を3回1分13秒TKOで破り、9月16日に幕張メッセイベントホールで行われる決勝戦でISKAムエタイ世界バンタム級王者の志朗(26)=BeWELLキックボクシングジム=と対戦することになった。

 昨年2月の対戦では小差の判定勝ちと苦しめられた那須川。初回は慎重な立ち上がりで距離の探り合いとなったが、左ハイキック、ワンツーをヒットさせた。2回に入るとローキック、上下に打ち分けるパンチなどを次々と突き刺し、優位に試合を展開。

 最終3回に入るとついに必殺技がさく裂。プレッシャーを強めたスアキムの攻撃を冷静に見切ると、胴回し回転蹴りを額にたたき込んで大量出血させる。たまらず、レフェリーが試合を中断し、ドクターチェックを受けさせたが、そのままストップとなった。

 初めての大阪での試合を見事に締めた那須川はリング上で、「スアキム選手は前回よりも圧力があって、本当に強かったです。今回自分はいろいろ試そうとしすぎて、何発かパンチもらっちゃったんですけど、こういうスタイルも経験できたのでもっと強くなると思います。最後はカットという形で終わったんですけど、一撃必殺の胴回し回転蹴りで、KOで勝てたので、また次、試合に来て下さい」とあいさつ。「これからもどんどん強いヤツと戦って、最強を目指して、こんな所では止まらないので、これからの挑戦期待して下さい」とアピールした。

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