全日本・ゼウス 地元大阪での3冠ベルト奪還に燃える
全日本プロレスのゼウス(37)が12日、神戸市中央区のデイリースポーツを訪れ、27、28日に行われる「2019 SUMMER ACTION SERIES」(エディオンアリーナ大阪第2競技場)をPR。ゼウスは28日に3冠ヘビー級王者・宮原健斗(30)に挑戦する。
悲願の3冠王座戴冠から1年。屈辱の陥落から9カ月。「去年7月に喜びに包まれ、10月には悔しい思いをした。これをバネにして、3冠をもう一度獲るために頑張ってきた」とゼウス。訪れたリベンジ機会に、自然と血がたぎる。
昨年7月29日の大阪大会で王者・宮原と29分36秒の死闘を繰り広げ、ラリアート2連発からのジャックハマーで万感の3カウント。5度目の挑戦でついに至宝ベルトを手にした。だが10月21日の横浜大会で宮原に敗れ、わずか3カ月の短命で王座を追われた。
王者として過ごした3カ月を「プレッシャーはきつかったが、本当に成長できた」と振り返り、「(陥落後の)9カ月はプレッシャーから解放されて、しっかりフィジカルトレーニングができたし、ケガも治せた。(1年前より)今の方がコンディションがいい」と言い切る。
昨年と同じ地元大阪で、同じ宮原を相手に3冠ベルト奪還に挑む。「今、全日本でやれる最高の相手。地元大阪で、彼に勝って王座に返り咲くというのは、自分にとって最高のシチュエーション」と言葉に力がこもる。「大阪の皆さん、いつも応援ありがとう。鳥肌の立つ試合、感動する試合をして、必ずチャンピオンになるので、ぜひ現場に来て見てもらいたい」と、地元ファンに来場を呼びかけた。





