レベルス王座決定戦に出場の現役大学生・安本晴翔「とりあえず有名になりたい」
「キックボクシング・REBELS.61」(9日、後楽園ホール)
セミファイナルのレベルスムエタイフェザー級王座決定戦で元九州5冠王の天才児・栗秋祥梧(24=クロスポイント吉祥寺)と激突するイノベーションスーパーバンタム級王者・安本晴翔(19=橋本道場)が6日、意気込みを語った。
安本は4月から駿河台大学現代文化学部スポーツ文化コースに通っている現役大学生。「月曜日から金曜日まで、午前中から午後4時半までびっしりと授業があって、出席が厳しくて休めない」と苦笑いする。高校は通信制で「授業が終わると昼寝してから練習に行けた」が、進学後「寝る時間は短くなりました」という。
相手の栗秋は女性ファンに人気の選手だが「試合を見て、僕のファンにもなってほしい」と、奪い取ると言わんばかり。「取りあえず有名になりたい。レベルスのベルトを取って、また大きな舞台に上がれるチャンスがあればうれしい」と、タイトルショットの先を早くも見据えている。
子供の頃から安本を知る師匠の橋本敏彦・橋本道場会長は、安本を「努力する天才」、栗秋を「格上」と表現し、「簡単に言えばパンチ対蹴りで、栗秋くんの左フックで倒されるかもしれないし、晴翔くんがパンチに蹴りを合わせて倒しちゃうかもしれない。晴翔くんのタイミングの良さは素晴らしいものがありますよ。終盤までいけば晴翔くんだろうね。後半になればポイントは腹(ミドル)とローですよ。晴翔くんはどちらも強いからね」と、試合展開を予想していた。