亀田興毅、那須川KOに自信「天心君を葬り去る」焼肉で増量しパワーアップ中

 インターネットテレビAbemaTVの企画「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」で22日にキックボクシングRISE世界フェザー級王者の那須川天心(20)=TARGET=と対戦する元ボクシング世界3階級制覇王者の亀田興毅(32)が4日、都内の協栄ジムで練習を公開し、「天心君を葬り去りたい」と、KOしての1000万円奪取に自信を示した。

 本格的にトレーニングをするのは昨年5月に元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)とエキシビションマッチで対戦して以来という興毅。「元ボクサーの世界チャンピオンという立場もあるので、勝手にボクシングを背負ってリングに上がろうと思ってるんやから、情けない姿は見せられへん」と責任を背負い、「向こうはなんぼ強いと言ってもボクシングで1戦もしたことないし、プロテストも受けてない。ここはベストコンディションに仕上げて、天心君を葬り去りたい」と、“キックボクシング界の神童”撃破に自信を示した。

 現役時代の最後はスーパーフライ級で戦った興毅は、3階級上のフェザー級である那須川に対抗するために肉体改造に着手。「減量がないので、今は体を大きく、パワーを付けようとしている。炭水化物を多めに食べて、筋トレも入れていって締めていくイメージ。2、3キロ増やしたい。筋肉を付けながら増やしていかなあかん」と現在の58キロから60キロ台に持っていく考えで、引退後は1日1食だったのを1日2食に増やし、「米2、3杯食べて、基本は焼肉」という食生活を送っている。

 那須川については「うまいですよね、あの子。ボクシングがしっかりできてるじゃないですか。形も、足の使い方もできている。パンチもあるし。あの階級だと物足りなさを感じるんですけど、自分の階級だとパンチありますよ」と高く評価。「自分にもボクシングの経験がある。キャリアで、やりにくいボクシングをせなあかんなと。ごまかしながら、スタミナ切れないように」と、老かいな戦いで対抗するつもりだ。

 ボクシングルールで戦う以外の詳細は未定だが、これまでの「勝ったら1000万円」の企画はヘッドギアと重いグローブ着用で行われている。KOして1000万円を獲得した者はいないが、興毅は「ヘッドギア付けても重いグローブ付けても、タイミングでパンチが入ったら絶対倒れますよ。(WBA・IBF世界バンタム級王者)井上尚弥選手もスパーリングで何回も倒してるし、オレも倒してる」とKOに自信を示した。

 その一方で、「そういう年になったんやな。昔と逆ですよね。あの子、12こ下したやで。自分は15か16でボクシングやってるときに、(元ボクシング2階級制覇王者)井岡弘樹さんとエキシビションでやったんですよ。そんな感じじゃないですか。すごい時代を感じますよね」と時の流れに感慨深げ。それでも、「いつまでおんねんって、亀田興毅は。令和には必要じゃないと、天心君は思ってるんじゃないですか。ただ、亀田はしぶといんですよ」と不敵な笑みを浮かべた。

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