番長が太聖に辛勝で新イノベーションウエルター級王者 岩浪は3階級制覇に王手

 「Join Forces-13」(19日、新宿FACE)

 イノベーションウエルター級王座決定戦が行われ、2位の番長兇侍(Hardworker)が1位の太聖(岡山ジム)を判定2-0で破り、新王者となった。

 昨年9月8日の対戦では太聖がスプリット判定勝ちしたものの、内容は互角。今回、前王者・門田哲博の引退によるタイトル返上で、王座決定戦として再戦が実現した。

 試合は「機動力と手数の太聖」と「一発強打の番長」の様相を呈し、互いに決定的な場面を作れないままゴング。太聖はコーナーで腕立て伏せするパフォーマンスを見せたが、ジャッジは番長を支持した。

 長いキャリアで初のチャンピオンベルトをライバルの太聖に先んじて巻いた番長だが、試合後のマイクでは反省しきりだった。

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 スーパーバンタム級次期挑戦者決定トーナメント準決勝戦は、バンタム級王者で元フライ級王者の岩浪悠弥(橋本道場)がバンタム級7位の市村大斗(多田ジム)を、バンタム級3位の和斗(井上道場)がフェザー級10位のギャラクシー黒川(武勇会)を、共に判定3-0で撃破。

 この結果を受けて、岩浪と同門である現王者の安本晴翔がタイトルを返上し、岩浪と和斗の決勝戦は、7・15新宿FACE大会で王座決定戦として行われることになった。

 3階級制覇に王手をかけた岩浪は「イノベーション3階級制覇は、まだ誰もやっていないので、僕が絶対に成し遂げて、“イノベーションの絶対王者”になろうと思います!」と宣言した。

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 極真会館の2017年第6回全世界ウェイト制選手権軽量級優勝の与座優貴(橋本道場)がプロ2戦目に臨み、スーパーライト級で福井達郎(Battle Nation)に1回3分0秒、TO勝ち。

 3月31日のプロデビュー戦ではボクシングのキャリアも豊富なTRIBELATE王者に2回KOで圧勝した与座だが、この日も左ハイで2度のダウンを奪い、福井の眉間を大きく切り裂いてストップを呼び込んだ。

 この日は与座と同門の15歳、アマ28冠王の花岡竜が52・5キロ契約の第6試合でプロデビュー。韓国のアン・ジョンホ(TEAM天下/MAXFC)から2度のダウンを奪って2回1分20秒、KO勝ちする圧巻の初陣を飾っている。

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