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黒田雅之 初戴冠ならず 成長の跡も再び夢散る…今後は未定「良くも悪くも空っぽ」

 「ボクシング・IBF世界フライ級タイトルマッチ」(13日、後楽園ホール)

 13年2月以来2度目の世界挑戦だった同級級4位の黒田雅之(32)=川崎新田=は王者のモルティ・ムザラネ(36)=南アフリカ=に0-3の判定で敗れ、王座奪取に失敗した。序盤はガードを固めて前に出る王者を左のジャブとボディーを中心に崩して優位に立ったが、中盤以降は王者の連打をもらう場面が目立ち、最大6点の差をつけられた。

 夢はまたも崩れ去った。6年前と同じ“川崎から世界へ”をスローガンに、川崎市のジムでは初の世界王者の期待を背負った黒田。J1川崎のサポーターらの大声援を受け、序盤は左のジャブとボディーを中心に王者の堅いガードを崩して優位に立った。だが、4回に右目上が腫れ「距離感がおかしくなった」と連打を浴び始める。5回には左目上をカット。6回と11回には右ストレートでぐらつかせたが、有効打で上回られた。

 世界の壁にはね返された心境を「良くも悪くも空っぽ。勝ちたかったんですけど」と、両目の周りを真っ赤にしながら語った黒田。13年2月の世界初挑戦でWBA同級王者フアンカルロス・レベコ(アルゼンチン)に判定負けした6年前と比べて、「自分なりに出し尽くしたのはある。結果は変わらなかったですけど」と自嘲した。

 今後については「今は何もない」と話すのみ。所属ジムの新田渉世会長は「白紙ですね。32歳で14年やって、体のことも考えないといけない」と慎重な考えを示した。

 高校1年時にボクシングを始めたが、同じ年に父・佳彦さんが47歳で死去し、ファミリーレストランのアルバイトでジム会費を稼いだ。今はコンビニで働く苦労人は再びはい上がるか。

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