元統一王者のゴロフキン “宿敵”カネロ戦に「素晴らしいスパーリング。退屈」

 「ボクシング・世界ミドル級3団体王座統一戦」(4日、ラスベガス)

 ミドル級の3団体王座統一戦が4日(日本時間5日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催され、WBAスーパー、WBC世界同級王者のサウル“カネロ”アルバレス(28)=メキシコ=が3-0(115-113×2、116-112)の判定で、IBF世界同級王者のダニエル・ジェイコブス(32)=米国=に勝利し、王座を統一した。

 カネロの宿敵である元3団体統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(37)=カザフスタン=が試合後に自身のツイッターを更新し「退屈な試合」とバッサリ斬った。

 今年前半最大のカードという前評判に反して、試合は盛り上がりを欠く。両者決定打のないまま試合終了のゴングとともに勝利をアピールしたが、場内にはブーイングも起こった。ゴロフキンは「今日は特別なものは何もなく、何の感情も見えなかった。それは素晴らしいスパーリングでした」と試合を評した。そして「退屈。彼らはファンにもっと多くのものを見せるべきだった」と厳しく指摘した。

 ゴロフキンはカネロと17年9月に初対戦。試合を有利に進めたかに思われたが、三者三様の引き分けに終わる。1年後の再戦も際どい内容となったが、0-2の僅差で王座を失った。本人は判定に納得していないことを明らかにしている

 再起を決めたゴロフキンは3月にDAZNと3年6試合の契約を締結。その1戦目は6月8日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで無敗のスティーブ・ロール(カナダ)と対戦する。

 カネロも同じくDAZNと昨年10月に11試合で3億6500万ドル(約410億円)の超大型契約を結んでおり、今回がその2試合目。両者がラバーマッチに向かう機運が高まっている。

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