新日本・オカダNJC優勝、MSGでIWGP戦!WWEに負けない

 「プロレス・新日本」(24日、アオーレ長岡)

 シングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」の決勝戦が行われ、オカダ・カズチカがSAANDAを破って6年ぶり2度目の優勝を果たし、現地時間4月6日開催の米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン(MSG)大会でIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトに挑戦する権利を獲得した。

 オカダは地元新潟の大声援を受けて初優勝に燃えるSANADAは33分超の大激闘を展開。終盤はオカダのレインメーカーとSANADAのSkull Endのスリリングな切り返し合いとなったが、最後はオカダはレインメーカー2連発でSANADAを葬り去った。

 昨年5月に失った同王座に返り咲くチャンスをつかんだ新日本プロレスの顔は試合後、「ニュージャパンカップ優勝!」と喜び爆発。今年はケニー・オメガら多くの選手が海外の団体へ移籍したことで、「ニュージャパンカップ、物足りなかった?オレはこの新日本のリングが世界一だと思っています」とアピールし、「アメリカから帰ってきたら、まずSANADAさんともう一回やるよ」と約束した。

 続けて、「マジソンスクエアガーデンで、ジェイ・ホワイトのクソ野郎をぶっつぶしてきます」と宣言すると、ホワイトがマネジャー役の外道と登場。すさまじいブーイングを受けるホワイトに英語で挑発されたが、「何言ってるか全然分からないけど、オレとお前ではレ~ベルが違うんだよ!」と一蹴した。リングを降りると、17年の優勝者で同年4月の自身との試合中に急性硬膜下血腫を起こしてから長期欠場を続けている柴田勝頼と握手を交わした。

 インタビューでは「キツかった。もちろん防衛戦もキツいし、G1だってキツいけど、ニュージャパンカップもキツかった。大本命のオカダが勝ったでしょ。勝って終わりじゃない。次勝って、やっと終わり」と4年ぶりに参加し、前回から出場選手が倍増したトーナメントの厳しさを実感。SANADAとの激闘を振り返り、「強い。同級生とあれだけの闘いができたわけですから、今まで先輩とか年上とやってきましたけど、こうやって同世代の人と盛り上げていけたらいいんじゃないかと。アメリカから帰ってきたら、持ってくる物は持ってきますから、また次やりたいなと」と王座をかけての再戦を熱望した。

 そして、柴田について質問されると思わず涙。「柴田さんも2年前に優勝して、この場でトロフィーを取ったわけですし、その後戦って、こういう形で再会となりましたけど…。『勝てよ』と言ってもらえたんで…、柴田さんに送り出してもらったんで…」と声を振り絞った。

 そして、MSG大会がある4月上旬のニューヨーク付近では、世界最大のプロレス団体WWEの最大イベント「レッスルマニア」をはじめ、日本のDDT、スターダムなど多くの団体が興行も予定されている。オカダは「その時期には他の大会も近くでありますし、新日本プロレスのすごさ、世界一なんだということを見せつけて、チャンピオンになって日本に帰ってきたいと思います」と世界にアピールすることを誓った。

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