名門ジム初代会長、津田博明氏の十三回忌に井岡弘樹氏ら世界チャンプが集結

 ボクシング界の名門、グリーンツダジムの初代会長、津田博明氏の十三回忌法要が2日、大阪市内の同ジムで行われた。同ジム初の世界王者、井岡弘樹氏や同ジム出身の石田順裕氏、徳山昌守氏らゆかりの元チャンプが集結した。津田氏の妻セツ子さんら遺族と、同ジムの本石昌也会長、所属する日本スーパーフライ級王者・奥本貴之、同ウエルター級王者・矢田良太の2人の日本王者も参列した。

 津田氏が13歳から手塩にかけて育てた井岡氏は「13度も(世界戦の)チャンスをもらったことが一番の思い出。家にお金がなかったが、15歳からジムの寮に無料で住まわせてもらった。父親同様の存在だった」と故人をしのんだ。

 津田氏は米国人のエディ・タウンゼント・トレーナーを招へいし、井岡氏の才能を見込んで英才教育を施した。ジム上階の寮では井岡氏とタウンゼント氏が同居していた時期もあり、井岡氏は史上最年少の18歳9カ月で戴冠。2階級制覇も成し遂げた。

 現在、4代目会長として同ジムを率いる本石会長は「僕の中では世界王者まであと2年。若手はドンドンでてきている。やると決めています」と宣言。井岡氏、山口圭司氏、アマに転向した高山勝成に次ぐ同ジムから4人目の世界王者誕生へ、不退転の決意を口にしていた。

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