高橋竜平マンハッタンに散る 世界初挑戦でドヘニーに11回TKO負け

 「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(18日、ニューヨーク)

 米国ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンのHulu・シアターで18日(日本時間19日)開催され、IBFアジアパンパシフィック同級王者・高橋竜平(28)=横浜光=は11回2分18秒TKOで、王者のTJ・ドヘニー(32)=アイルランド=に完敗。世界初挑戦での王座奪取はかなわなかった。

 試合が正式決定したのが日本時間の11日。挑戦の可能性が浮上した12月初旬からトレーニングを始めていたとはいえ、高橋は何とかビザを取得し、13日に慌ただしく渡米した。挑む王者は、昨年8月に後楽園ホールで岩佐亮佑(セレス)に3-0で判定勝ちして王座を奪取したドヘニー。不利な予想は承知で、番狂わせを起こす覚悟で聖地MSGに乗り込んだ。

 サウスポーのドヘニーとオーソドックスの高橋は2回に偶然のバッティングでともに眉間をカット。早々流血戦となる。3回にはドヘニーの右フックから左をフォローされて高橋がダウン。挑戦者はその後も距離をつかめず、ポイントを連取された。それでもあきらめずに戦ったが、劣勢の流れは変わらず、流血の影響もあって11回にレフェリーが試合をストップした。

 10回までの採点は2人が100-89、1人が97-92と、大差で王者を支持していた。

 高橋の戦績は20戦15勝(6KO)4敗1分け。今回が世界初挑戦となる。初防衛に成功したドヘニーは21戦全勝(15KO)となった。

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