京口紘人2階級制覇達成 ジムの先輩・田口の敵討ち!ブドラーを10回TKO
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「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(31日、マカオ)
マカオ・ウィンパレスでのトリプル世界戦の先陣を切ってWBA世界ライトフライ級タイトルマッチが開催され、前IBF世界ミニマム級王者で同級1位・京口紘人(25)=ワタナベ=が10回終了TKOでスーパー王者のヘッキー・ブドラー(30)=南アフリカ=を破り、無敗のまま2階級制覇を達成した。
階級を上げて、ジムの先輩・田口良一から王座を奪ったブドラーに挑んだ京口は序盤、王者の変則的なリズムに苦戦。左右のアッパーカットを浴びていたが、徐々に得意の左ボディーを起点に反撃に出る。後半に入ると、スタミナ、パワーで上回る京口が、失速が目立つブドラーを追い込む場面が増える。ダメージの蓄積したブドラーは、10回終了時に棄権した。
試合後、ブドラーに抱き上げられ健闘をたたえあった京口は「最高!」と叫ぶと、「うれしい気持ちでいっぱい。2019年は自分の力をしっかりつけてビッグマッチ、統一戦もしたい」と話した。
京口の戦績は12戦12勝(9KO)。ブドラーは36戦32勝(10KO)4敗。