湊義生が新人王&技能賞 猛ラッシュでTKO勝利

 「ボクシング・全日本新人王決定戦」(23日、後楽園ホール)

 全12階級の新人王が決まった。フライ級では湊義生(20)=JM加古川=が東日本技能賞の荒川竜平(29)=中野サイトウ=に3回1分44秒TKOで勝ち技能賞を獲得した。初回にダウンを奪われながら3回に2度ダウンを奪う逆転勝ちで、通算成績は8勝(3KO)1敗となった。スーパーライト級では遠藤健太(34)=帝拳=が2回40秒TKO勝ちし、敢闘賞に選ばれた。

 狙い澄ました、湊の右ストレートが顔面をとらえた。まともに浴びた荒川はダウン。すぐに湊が猛ラッシュで2度目のダウン。レフェリーはノーカウントで試合を止めた。

 初回、右カウンターで膝をつく最悪の立ち上がりだった20歳は「ダメージもなかったし、練習通りボディーストレートで下に意識を引きつけてから上を狙った」と振り返った。

 岡山・倉敷高を2年で中退するまで野球部。ボクシング転向は、父が辰吉丈一郎のファンだった影響もあって「カリスマ性があって、負けた試合でもかっこいい」と、今も辰吉に憧れている。

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