棚橋、オメガに前哨戦黒星も1・4必勝誓う「正しい方向に進めていく」
「プロレス・新日本」(9日、岩手産業文化センター・アピオ)
来年1月4日・東京ドーム大会のIWGPヘビー級選手権試合で王者ケニー・オメガに挑戦する棚橋弘至が今シリーズ初めての前哨戦で敗れるも、本番での打倒オメガを誓った。
棚橋は田口隆祐、デビッド・フィンレー、ジュース・ロビンソンと組み、オメガ、マーティー・スカル、ニック・ジャクソン、マット・ジャクソン組と激突。田口を中心としたコミカルな連携技などで相手組と渡り合い、棚橋はドラゴンスクリューを見舞うなどオメガとやり合ったが、最後は田口が捕まってニックとマットのインディーテイカーで沈められた。
インタビューで棚橋は「あの4人がそろうとやっぱり厄介だよね」と悔しさをにじませ、「オレがどんだけ舵を右に切ってもケニーは左に切る。船頭多くして船、山に登る。ベルト巻いてるヤツが船長だから、やっぱり今のこのリング上の流れを正しい方向に進めて行くにはケニーを倒すしかない」と、イデオロギー闘争を挑んでいる相手へ闘志を燃やした。
一方のオメガは余裕しゃくしゃく。自身の参戦が少ないことを「軽い仕事で終わって良かった。棚橋とも絡めたし。オレはスモールな大会に出ないと言われているようだけど、サボっているわけじゃない。チャンピオンボディーを作るために休みをもらっているだけだ」と言い張り、「棚橋、お前はクリスマスを楽しんでおけ。愛犬と家族とな。あと、自分が主演した映画でも見ておけ。なぜなら、東京ドームが終わればお前は忘れ去られてしまうんだから」と棚橋を挑発した。