22歳の清宮が史上最年少V!「これからのノアの顔はオレだ」王者・杉浦に挑戦要求

 「プロレス・ノア」(25日、後楽園ホール)

 「グローバルリーグ戦」の優勝決定戦が行われ、Bブロックを1位で勝ち上がった清宮海斗が史上最年少の22歳で初優勝を飾った。

 当初の対戦相手だったAブロック1位の丸藤正道が以前からの左肩挫傷に加え、23日の横浜大会で左大腿筋断裂を起こして欠場する異例の事態。清宮はこの日に急きょ組まれたAブロック代表決定3WAY戦で佐藤耕平、拳王を退けた中嶋勝彦と対戦することになった。

 清宮は、不気味な笑みを浮かべながら執ように厳しい蹴りを繰り出す中嶋に大苦戦。一方的に中嶋のペースで進んだが、終盤、清宮は三角蹴りをドロップキックで撃墜してチャンスをつかみ、原爆固め、猛虎原爆固めを連発して逆転の3カウントを奪った。

 表彰式では「海斗」の大声援が送られる中、清宮は初のシングルの栄冠に「まさか自分がトロフィーの前て立ってしゃべるとは思いませんでした」と感無量。「自分だけで戦っているんじゃない。みなさんの応援があったから、あきらめずに最後まで戦うことができました」と感謝した。

 続けて、「杉浦さん、ベルトに挑戦させて下さい」と、放送席にいたGECヘビー級王者の杉浦貴に挑戦を要求すると、杉浦はその場で「優勝したんだもんな。やるしかないでしょ」と受諾。12月16日の横浜文化体育館大会で対戦することが決定的となり、清宮は「オレはここにいるみんなと新しい景色を見に行きたい。これからのノアの顔はこのオレだ」と宣言した。

 バックステージでも清宮は「本当に勝てるなんて妄想の話。現実にこうやって優勝できるとは本当に思っていなかった」と信じられないような表情。また、丸藤が欠場したことには、「すごい過酷なリーグなのは、やっているボクたちが一番分かっている。しっかりケガを治して、もう一度戦うチャンスをもらいたい」と、仕切り直しの対戦を希望した。

 そして、今年1月以来2度目のGHCヘビー級王座挑戦には「ここまで来たら、このまま勢いを自分の味方にして突き抜けたいと思っているので、その思いでアピールさせてもらいました」と意欲十分。「今日は自分1人の力では優勝するのは難しかった。やっと自分の中で大きく一歩進めたかなと思います。必ずベルトを獲って、新しい風景をみんなと一緒に見たいと思います」と誓った。

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