実家流された王者・清水聡、豪雨被害の地元岡山にささげるV3

 「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(17日、後楽園ホール)

 王者の清水聡(32)=大橋=が同級10位の河村真吾(28)=堺東ミツキ=を4回TKOで破り、3度目の防衛に成功した。

 清水は開始早々に積極的に前に出る挑戦者の連打を浴びる場面もあったが、その後は正確なジャブと華麗な防御で優位に試合を展開。4回に左ボディーからロープ際でラッシュをかけるとストップとなった。

 試合後は「調子も上がっているんで、今日はいい試合でした。いつもはごちゃごちゃになるんですけど。パンチをもらわなかったことに点をあげたい」とV3を振り返った清水。7月の西日本豪雨では岡山県総社市の実家が跡形もなく流されており、この日は「順調に勝って、頑張ってますよというのを岡山の人に届けられたら、と思いながら試合をしました。岡山で後援会も作ってもらったので、勝利の報告ができてうれしい」としみじみ話した。

 デビュー7連続KOで世界にさらに前進。それでも、「急いでもいいことないと思うので、決まればいつでもいける準備でやります」と焦らず待つ考えだ。

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