“黒い”RENA、“白い”浅倉カンナとにらみ合い「ヒールも楽しくなってきた」

 総合格闘技「RIZIN.11」(29日、さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が28日、都内で行われ、メインイベントの女子MMAルール49・0キロ契約5分3回(肘あり)はRIZIN女子スーパーアトム級トーナメント優勝者の浅倉カンナ(20)=パラエストラ松戸=が48・65キロ、RENA(27)=シーザージム=が48・90キロでともに1回目でパスした。

 連勝街道を歩んでRIZIN女子をけん引しながらも、昨年大みそかのトーナメント決勝戦で浅倉に敗れて初代女王の座を奪われたRENA。リベンジの覚悟を示すかのごとく、以前の華やかなものから一変した上下黒のコスチュームで現れると、いつもの明るい笑顔もほとんど見せず、計量後は険しい表情で白いコスチューム姿の浅倉カンナとにらみ合った。

 RENAは笑顔が少なかった理由を「少しでも緊張の糸を切らしたくないというか、そんな感じ。この場面から笑顔なしで対峙してみようと思いました」と説明。復権のためには同じ相手に2連敗は避けたいところだが、「勝負の世界は何が起こるか分からないですけど、彼女より今の私の方が今の女子格闘技界を盛り上げる自信があるので、あしたは100%、何が何でも勝ちに行く。(対峙したときは)ぶっ飛ばすとしか思わなかった」と自信を示した。

 “ツヨカワクイーン”と呼ばれる人気者も、5月の大会で浅倉カンナの試合後にリングに上がって再戦を直訴したことが賛否両論を呼び、今では一部のファンから厳しい視線も送られている。それも前向きに受け止め、「いい意味でヒール役も楽しくなってきたので、明日はブーイングを受けたとしても楽しめるようにしたいです」とモチベーションに変えるつもりだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス