井上尚弥 対戦希望のWBO王者テテに「ありがとう!自分も待ちきれない!」

 25日に3階級制覇を達成したボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が28日、自身のツイッターを更新。試合後に「おめでとう。対戦することが待ちきれない」とツイッターに記したWBO世界同級王者のゾラニ・テテ(30)=南アフリカ=に対して、「ありがとう!自分も待ちきれない!」と英語で返信した。

 井上は25日に大田区総合体育館でジェイミー・マクドネル(英国)を1回TKOで粉砕し、WBA世界バンタム級王座を奪取。試合後のリング上で今秋開幕予定の高額賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」から正式にオファーが届いていることを認め「出場します!」と宣言した。

 WBSSには、テテに加えて、WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)、IBF王者エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と同級の3人の王者がすでに出場にサイン済み。井上の参戦表明には、いち早くテテが対戦に名乗りを挙げている。

 WBSSとは米国とドイツのプロモーターが仕掛けた高額賞金トーナメント。第1シーズンとして2017年9月にスーパーミドル級とクルーザー級で開幕した。主要団体王者ら各階級8人が参戦し、約1年をかけて準々決勝、準決勝、決勝を戦い、団体の垣根を越えて階級トップを決める。初回は賞金総額5000万ドル(約55億円)。優勝者にはモハメド・アリ・トロフィーとともに賞金1000万ドル(約11億円)が贈られるということでも話題を呼んでいる。

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