井上尚弥、30秒で「あ、これ、いける」王者のパンチ見切る 村田も舌巻く圧勝

 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(25日、大田区総合体育館)

 ダブル世界戦のメインイベントで、元世界2階級王者で同級2位の井上尚弥(25)=大橋=が、王者のジェイミー・マクドネル(32)=英国=に初回1分52秒TKOで圧勝し、3階級制覇を達成した。マクドネルは6度目の防衛に失敗した。試合後は時間の余ったフジテレビの中継にきれいな顔で出演。相手のパンチを30秒で見切ったといい「あ、これ、いけるかな」と決着に動いたと振り返った。

 ゲスト解説をしていたWBA世界ミドル級王者の村田諒太も「結構、はじめ慎重に戦っていたので、それ(早い決着)はないのかなと思っていたら、予想を上回る早い決着になっちゃいました」と舌を巻くほどの圧勝だった。井上は「いつも通り、判定でもいいという気持ちで臨みました。最初は様子を見て、徐々にペースを上げていこうという作戦だったんですけど」と振り返った。

 最初、慎重に見えたのは「チャンピオンの動きとか、パンチの動作だったり、確認を30秒ぐらい」していたからだといい、「あ、これいけるな」と確信。「スピードだったりパンチの角度を見切れたので。ただ、右を出していなかったので、そこだけでしたね。怖かったのは。左に対しては完全に対応できるなという感覚があった」と冷静に自分の試合を解説していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス