村田に夢プラン!東京ドームV3戦でVSゴロフキン 「今年の冬にでも」

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(15日、横浜アリーナ)

 ダブル世界戦の調印式が13日、都内で行われ、王者・村田諒太(32)と契約する米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEO(86)は、今冬に東京ドームで村田とWBA・WBC・IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36)=カザフスタン=によるビッグマッチを開催する構想をぶち上げた。村田は全米生中継される初防衛戦で、世界にアピールすることを誓った。

 実現すれば夢のビッグマッチだ。村田が熱望する東京ドームでの世界戦が、大物プロモーターのアラム氏の口からも飛び出した。

 アラム氏によると、村田の前戦は米放送局ESPNで生中継され多くの視聴者を得た。今回も生中継され、さらなる視聴者増を確信しているという。「たくさんの視聴者を得られているということは、日本だけでなく米国でも多くのフォロワーを集めているということ」と、本場での村田人気を評価する。

 初防衛成功を前提に「次はファルカン(ブラジル)とやらせたい」とアラム氏。米ラスベガスのMGMグランドを舞台に、ロンドン五輪決勝で村田に敗れた銀メダリストとのV2戦を計画している。

 さらには「GGG(ゴロフキンの通称)を日本に呼んで、東京ドームで村田とやらせたい。今年の冬にでも」と、世界最強の呼び声が高い3団体統一王者と対戦させるプランを披露。「何も決まっていないが、私の夢。日本史上最大の試合になるだろう」と、東京ドームでの頂上決戦実現に意欲を示した。

 歴史的な一戦となるが、V1が絶対条件。どんな相手にも対応でき、カメレオンの異名を取る挑戦者ブランダムラを迎え撃つ村田は「ボクのスタイルは前に出てプレッシャーをかけて、相手が嫌になるまで打つだけ。それを実行するだけ」と自然体を強調。全米生中継される一戦に「すごくうれしいですし、世界へアピールできるような試合にしたいと、いやがうえにも思う」と腕ぶした。

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