浜田剛史氏、記録並ばれ感慨「沖縄から本物出た」

 「デイリー後援・ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(4日、沖縄県立武道館)

 王者の比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が、2度目の防衛戦で同級9位のモイセス・フエンテス(メキシコ)を1回2分32秒、KOで下し、15試合連続KO勝利の日本記録に並んだ。これまで浜田剛史、牛若丸あきべぇ(現渡部あきのり)が記録していた。デビューからの連続KO勝利は日本新記録。地元の沖縄での世界戦開催は1981年に具志堅用高が敗れて以来4度目。師匠の無念も晴らし、初の日本選手勝利となった。

 85年に15連続KOの日本記録を樹立した元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史氏(57)は、自身に並ぶ比嘉の連続KOをテレビ解説者としてリングサイドで見届けた。「記録をつくるために試合を重ねるのではなく、強い相手と打ち合っての15連続KO。沖縄から本物が出てきた」と感慨深げ。次戦では記録が塗り替えられる可能性が出てきた。「30年以上破られていない記録。本物がつくるのならボクシング界にプラスになる」と沖縄出身の後輩王者へエールを送った。

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