浜田剛史氏「沖縄から本物が出てきた」 自身の連続KO記録、比嘉に更新期待

 「デイリー後援・ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(4日、沖縄県立武道館)

 故郷・沖縄で37年ぶりに行われた世界戦で、WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が同級9位のモイセス・フエンテス(32)=メキシコ=に1回2分32秒KO勝利。圧勝で日本記録に並ぶ15連続KOを達成し、2度目の防衛に成功した。

 1985年に15連続KOの日本記録を樹立した元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史氏は、自身に並ぶ比嘉の勝利を、生中継したフジテレビの解説としてリングサイドで見届けた。「記録をつくるために試合を重ねるのではなく、強い相手と打ち合っての15連続KO。沖縄から本物が出てきた」と同じ沖縄出身の後輩王者をたたえた。

 次戦では記録が塗り替えられる可能性がある。寂しさはないのかと問われると「30年以上破られていない記録。本物がつくるのならボクシング界にプラスになる」と、迷うことなく更新を期待した。

 売り出しから10分足らずでチケットは完売し、会場は超満員。わずか152秒の決着にも熱狂に包まれた。「比嘉の記録はドラマとしてつくったわけではなく、体でつくってきたもの。こういう試合をする選手がいれば昔のファンは戻ってくる」。自らのファイトスタイルと共通する部分も多い22歳のファイターに最大級の賛辞を送った。

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