比嘉の挑戦者フエンテスが夫人同伴公開練習 具志堅会長「仲いいね、手つないじゃって」

妻のジャニーエさん(右)を抱き寄せながら仕上がった体を見せるフエンテス=都内の帝拳ジム
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 「デイリー後援・ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(2月4日、沖縄県立武道館)

 王者の比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=に挑戦する同級9位モイセス・フエンテス(30)=メキシコ=が29日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。

 ミニマム級とライトフライ級の元世界2階級制覇王者でもあるフエンテスはジャニーネ夫人(24)を伴って登場。比嘉の所属ジムの具志堅用高会長(62)が視察する中、シャドー、ミット打ち、パンチングボール打ちを各2分ずつ披露するにとどめた。

 フエンテスは「厳しく強くタフな練習を消化してきた。体重もまったく問題ない」と好調をアピール。前回の来日だった16年12月の田中恒成とのWBO世界ライトフライ級王座決定戦では減量で苦しんだ末に敗れたが、「前回はクリスマスの時期で、今とは条件は違った。今回は違う気持ちで臨める。今回は大きな責任を持ってきたし、経験的にも熟している」と自信を示した。

 14戦全KO勝中の比嘉については「彼のことはよく勉強した。グレートなチャンピオン。グレートな試合ができると思う」と評価。得意なパンチを「左フックと右のクロス」と話し、「困難な試合になると思うが、そのための準備をしてきた。比嘉がパンチを出せば私もそれに応じる。パンチの多い試合をやりたい。私もたくさんKOしてきた」と、打ち合いを歓迎した。

 練習を終えると、夫人とともにジムを退出。具志堅会長はそれを見つめながら「仲いいね、手つないじゃって」とつぶやいた。

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