「ＲＩＺＩＮ」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　女子スーパーアトム級トーナメント準決勝で浅倉カンナ（２０）＝パラエストラ松戸＝がマリア・オリベイラ（２１）＝ブラジル＝に腕十字固めで２回一本勝ちし、この日の夜に行われる決勝へ進出した。

　１回は、浅倉が、“蜘蛛女”と呼ばれるオリベイラが長い手足から繰り出す打撃にもひるまずタックルを決め、そのまま持ち上げてマットにたたきつけるなど優位に試合を進める。２回も早々にタックルを決めてグラウンドに持ち込むと、パウンドなどで追い込み、最後は腕十字固めでタップさせた。

　試合後はリング上で「ＲＩＺＩＮで初めて一本で勝つことができました」と満面の笑み。決勝の相手はＲＩＺＩＮで無敗のＲＥＮＡだが、「このまま決勝まで突っ走っていくので、楽しみにしてください」と自信を示した。