具志堅会長「一翔と統一戦させたい」 愛弟子・比嘉V一夜明け会見で激白
WBC世界フライ級新王者の比嘉大吾(21)=白井・具志堅スポーツ=と同ライトフライ級新王者の拳四朗(25)=BMB=が21日、東京・有明コロシアムで一夜明け会見を行った。
具志堅用高会長(61)と並んで出席した比嘉は「携帯が鳴りっぱなしでほとんど眠れなかった」と、緑のベルトを大事そうに抱えた。具志堅会長も「リングの中で感動させてくれた。今朝も新聞を見てまた涙を流してしまった」と、改めてまな弟子の快挙を喜んだ。
ジム創設22年目にしてようやく誕生した世界王者。具志堅会長からは「大吾がチャンピオンになれなければジムを閉鎖しようと思っていたんだ」と衝撃の告白も飛び出した。それほどの覚悟で誕生させた世界王者だった。
「(WBA同級王者の)井岡君は比嘉の試合を見ましたかね。9月か10月に統一戦をさせたい」とビッグマッチを構想している。「面白い試合をしないとチャンネルを回されちゃう。バラエティーの方が面白いから」とボクシング界への危機感を口にする。比嘉も「やるなら早くやりたい。僕はフライ級では会長のような(13度の日本記録)長期防衛は考えていませんから」と望むところだ。
来月には、現役時代の会長のように故郷の浦添市と宮古島でVパレードが予定されている。