WBC、王者山中「最高の状態」 12度目の防衛戦へ練習公開
世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が23日、東京都内の所属ジムで12度目の防衛戦(3月2日・両国国技館)に向けた練習を公開し「最高の状態。不安なところは一切ない」と風格を漂わせた。
2ラウンドのスパーリングでは得意の左ストレートを放つタイミングの確認に重点を置いた。好戦的な挑戦者のカルロス・カールソン(メキシコ)の右パンチをかわした後が狙いどころと見ている。山中は「しっかり(相手の右を)外せば、いい左につながる。精度は増している」と自信を口にした。
具志堅用高の世界王座13連続防衛の日本記録も視界に入るが山中は関心を示さない。