向井寛史が3・11香港のスターボクサーと王座統一戦

 会見に臨んだツォー(左)と向井=ルネッサンスハーバービュー香港
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 「ボクシング・WBOアジアパシフィック、WBOインターナショナル、WBCアジアスーパーフライ級王座統一戦」(3月11日、香港)

 WBOアジアパシフィック同級王者の向井寛史(31)=六島=が22日、香港島のルネッサンスハーバービュー香港で会見し、WBO世界同級1位のレックス・ツォー(29)=香港=と3月11日に香港コンベンション&エキシビションセンターで対戦することを発表した。試合は向井の持つWBOアジアパシフィック王座と、ツォーの保持するWBOインターナショナル王座、WBCアジア王座の計3本のベルトを賭けてのものとなる。

 昨年11月に王座を獲得した向井は「日本と東洋を取っていないので、世界1位のツォーに勝って、指名挑戦者として日本で世界タイトル戦に出られるように、勝つ。勝つ自信は100パーセント。自信がなかったら敵地に来ない」と自信を見せた。

 ツォーは活動拠点の香港で絶大な人気を誇るスターボクサーで、米国の大手興行会社・トップランク社と契約している。ここまで20戦全勝(12KO)と無敗を続けており、今回の試合も8000人収容の会場で行われる。六島ジムの枝川孝会長は「世界王者は名城(信男=元WBA世界スーパーフライ級王者)で作れた。次は世界で活躍できる日本人ボクサーを作りたい。香港のスーパースターのレックス・ツォーに勝ったら、(世界戦の)オファーが来るかもしれない。とにかく勝って世界進出の第一歩にしてほしいね」と世界進出への意欲を示した。

 勝者が世界挑戦に大きく近づく一戦。なお、WBO世界同級王座には“モンスター”こと井上尚弥(大橋)が君臨している。

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