後藤NEVER王座奪取 飛躍元年!もう中途半端とは言わせない

 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 NEVER無差別級選手権は、挑戦者の後藤洋央紀(37)が、王者の柴田勝頼(37)を破り、第15代王者に輝いた。柴田は初防衛に失敗した。

 意地と意地、体と体をぶつけ合った因縁の同級生対決は、後藤に軍配が上がった。序盤こそ柴田の強烈な蹴りに苦しんだが、中盤からは必死のヘッドバット、牛殺しで応戦。柴田の強烈な蹴り、スリーパーホールド地獄を耐え抜き、最後は必殺の裏GTR、GTRを連発し、盟友を沈めた。

 「今日の結果が昨年1年間、俺がやってきたことの結果です」。

 主力が大量離脱し、後藤にとって、殻を破るための勝負の年だった昨年。2月のIWGP戦でオカダ・カズチカに敗れ、「立ち位置を変えることで、自分を変える」と一念発起し、オカダ率いるCHAOS入りした。

 しかし、その後もニュージャパンカップ、G1クライマックス準優勝などタイトルには、あと一歩届かず。試合前、柴田からは「中途半端に拍車が掛かっている」と、こき下ろされていた。

 「しっかり、リングで会話しました」。強烈な叱咤(しった)に、自身の信念を込めたプロレスで返答した。

 14年には共著で「同級生」という本も出版した桑名工高時代からの親友との4年ぶりのドーム一騎打ちを制し、今度こそ飛躍するきっかけはつかんだ。「これがゴールじゃない。明日からNEVER王者として、自信を持ってリングで戦っていく」。もう半端では終わらない。

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