全日本・小橋氏が秋山に11・27両国で協力約束!

 「プロレス・全日本」(9日、後楽園ホール)

 秋山準と征矢学(WRESTLE-1)の一騎打ちの後に、ダブルのサプライズが起こった。征矢が自身の復帰戦に大森隆男を指名したときの態度に憤慨した秋山の要求によって実現した一戦。秋山はテーピングが施された征矢の右腕に無数のヒザ蹴りを放ち、腕固めで執ように締め上げるなど、制裁を加えるかのような集中攻撃で圧倒し、最後も羽根折り腕固めでギブアップを奪った。

 だが試合後、はぐれIGF軍団のケンドーカシンが登場。秋山に「はぐれ全日本軍団」の文字がプリントされたTシャツを手渡して去って行った。突然の出来事に秋山は「オイ、何にもわかんないよ。オレは社長だぞ。はぐれたらダメだろ!」と困惑しきりだった。

 すると、今度はテーマ曲に乗って、小橋建太氏がサプライズ登場。この日が47歳の誕生日だった秋山に花束を贈り、「準、誕生日おめでとう」と祝福した。秋山は、尊敬する大先輩からの言葉に感激しながらも、「両国があるんで、誕生日プレゼントとして小橋建太、お願いします」と、11月27日の両国国技館大会への来場をおねだり。これに小橋は「復帰はしないけど、両国、行く」と返答し、「来いと言うことはそれ相応のものがあるのか」と尋ねると、秋山は「あると思います」と力強く答え、2人はがっちりと握手を交わした。

 インタビュールームで、小橋は「ここで準とみんなの前で話すのは久しぶりだな」と感慨深げ。「復帰はないけど、両国で…」と改めて強調したが、秋山から「何かやりましょう」と持ちかけられると、「やっちゃおう」と協力を約束した。

 そして、秋山は征矢について、この日の昼に復帰戦を行ったばかりとあって、「アイツに万が一負けるとなったらオレは引退しないといけない」と話し、「ちゃんとオレの前に立てるのか、それだけを確認したかった」と対戦した意義を説明した。

 大森と征矢のタッグ“ゲットワイルド”再結成が浮上したことには、「お互いがやる気になって前を向くのであれば。オレは前に辞めてどうのこうのというのは一切考えていない」と、征矢が全日本を離脱したことにわだかまりを持たず、受け入れる考えを示した。

 カシンの行動については「毎回訳わかんない。オレは確かに昔ははぐれてたけど、今はオレがはぐれちゃダメだろ」とあきれ顔。握手を交わしたことには「どうだろうね。オレも今は1人だから」と話したものの、「今まではオレの指示を聞くヤツばかりだったけど、(カシンは)絶対聞かなさそうだから」と複雑な心境を明かした。

 また、この日に行われたアジアタッグ選手権試合は王者の青木篤志、佐藤光留組が南野タケシ、長井満也組の挑戦を退けて3度目の防衛に成功した。

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