村田4回TKO星 世界王座挑戦に弾み
「ボクシング・10回戦」(14日、香港)
12年ロンドン五輪金メダリストでIBF世界ミドル級3位の村田諒太(30)=帝拳=が、香港で行われたフェリペ・サントス・ペドロソ(28)=ブラジル=との同級ノンタイトル10回戦に臨み、4回TKO勝ちを収めた。戦績は村田が10戦全勝(7KO)、ペドロソは15戦13勝(11KO)2敗。
五輪金メダルに世界王者のベルトを加える目標に前進した。村田はTKOで完勝し、節目のプロ10戦目も勝利で飾り「及第点。自分のスタイルができてきた」と振り返った。
世界挑戦へことしを「勝負の年」と位置付けている。「いい練習ができたので、それが出ればいい。いい内容で終わりたい」と話していた通り、格下のブラジル選手を寄せ付けなかった。
KO勝ちした1月末の試合に続き、内容が伴った白星を手にした。次は昨年、不本意な内容に終わった米ラスベガスでの試合が7月23日に計画されている。「まだ伸びしろはある。右を研究されているので左をもっと鍛えたい」と、さらにレベルアップする。