内山年間MVP 初受賞に「うれしい」

 日本ボクシングコミッション(JBC)は22日、都内で2015年度の年間表彰選手選考会を開催し、最優秀選手に日本歴代単独2位の11度目の防衛に成功したWBAスーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(36)=ワタナベ=を初選出した。全受賞者の表彰式は2月12日に東京ドームホテルで行われる。

 日本人初のスーパー王者、内山が初の最優秀選手に輝いた。右拳の故障が癒え、昨年は5月にジョムトーン・チュワタナ(タイ)を2回KO、12月31日にはオリバー・フローレス(ニカラグア)を3回TKOで倒した実績が評価された。

 内山は「MVPは初受賞なので、素直にうれしい。たくさんチャンピオンがいるし、どうなるかなと思っていた。去年はけがなく2試合できたし、すごくいい年だった」と率直に喜んだ。

 12度目の防衛戦は同級2位にランク入りした無敗のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)戦を目指し、陣営が動いている。「決まってほしい。決まればそこに向けて練習するだけ。絶対に勝つ自信がある」と意気込む。

 具志堅用高氏の持つ13連続防衛の日本記録更新も目前だ。「抜いていきたい。いろいろと記録ずくめの年にしたい」と気を引き締めた。

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