赤穂KO負けに涙 進退は明言せず
「WBO世界バンタム級王座決定戦」(7日、ラチャブリ)
同級1位の赤穂亮(29)=横浜光=は2位で元王者のプンルアン・ソーシンユー(タイ)に2回1分8秒でKO負けし、王座獲得に失敗した。戦績は30戦26勝(18KO)2敗2分け。
赤穂は2回、ロープ際でバランスを乱したところに強烈なパンチを顔面に受け、リングに崩れ落ちた。気を失っており、控室で悔し涙を流し「記憶をなくしたのは初めて。自分の実力がなかった。それだけです。この俺が倒されるんだから強いんでしょうね」と完敗を認めた。進退については「これから考えます」とだけ述べた。
日本ボクシングコミッション(JBC)公認のタイでの世界戦で日本選手は勝てない。初の海外での世界戦となった赤穂もジンクスを破れず、これで通算19敗1分けとなった。