一翔4・22ギネスに刻む最速3階級制覇

 ボクシングの元世界2階級王者・井岡一翔(25)=井岡=が2日、大阪市内で会見し、4月22日に大阪市のボディメーカーコロシアムでWBA世界フライ級王者のフアンカルロス・レベコ(31)=アルゼンチン=を相手に、3階級制覇に再挑戦すると発表した。18戦目での世界3階級制覇なら、20戦目のジェフ・フェネク(オーストラリア)を超える世界最速。叔父で西日本協会会長の弘樹氏(46)は、勝てばギネスへ申請することを明言した。

 「井岡一翔」の名がギネスに刻まれるプランが持ち上がった。18戦目で3階級を制覇すれば世界最速。すでに弘樹氏はギネス側に打診しており、「勝てば認定される」と明かした。井岡家の悲願を達成したリング上で即、認定証の贈呈という可能性もある。

 おいに夢を託す弘樹氏と合わせて6度目の挑戦。一翔は「高い壁だけど壁に鍵はかかっていない。乗り越える。4月22日が壁をぶち壊す時。それを証明する」と力を込めた。

 昨年5月、判定で惜敗し、プロ初黒星を喫して3階級制覇を逃した。昨年大みそかのKO勝利を含め、ノンタイトル戦は2戦2勝ながら、約1年もの間、無冠。「常に生活しながら物足りなさを感じていた。世界王者でいることが自分の生きがいだと一層感じた」と、悔しさだけを抱えてきた。

 うっぷんを晴らす相手はレベコ。8度防衛中で、高い防御力と中間距離を得意とする強敵だ。「レベルの高い試合を見せられる。KOで勝ってスカッと獲りたい」と腕ぶした。

 3日から和歌山県白浜で2泊3日の走り込み合宿を行う。今月中旬には、昨年9月に対戦したパブロ・カリージョ(コロンビア)を呼び、元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮とともにスパーリング相手を務める。打倒レベコへ最強態勢で仕上げていく。一翔は「チャンスは何回もない。ラストチャンスのつもり」と背水の覚悟を示した。

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