亀田興毅 処分決定後、初の公の場に…
ボクシングの前WBA世界バンタム級王者亀田興毅(亀田)が8日、東京・両国国技館で行われた元大関把瑠都の断髪式に出席。前日の7日に所属ジムの会長とマネジャーのライセンス更新を認めないという日本ボクシングコミッション(JBC)の発表があってから、初めて公の場に姿を見せたが報道陣の問いかけには、「すべて弁護士の先生に任せているから。練習はしとるよ」と言葉少なに語った。
黒のスーツ姿で国技館の土俵に上がり、把瑠都の大銀杏にハサミを入れると肩をたたいてにこやかに語りかけた亀田興だったが、JBCから厳しい処分を下された直後とあって引き揚げる際には硬い表情を崩さなかった。昨年12月の王座統一戦で体重超過の相手に判定負けを喫した亀田大毅が、IBF世界スーパーフライ級王座にとどまっている問題について、会長、マネジャーの資格剥奪(はくだつ)で事実上国内でのジム活動を禁じられることになる。
亀田ジムの代理人である北村晴男弁護士は、JBCに対して再審議を要請する方向だが処分が覆らない場合は無効を求めて提訴する意向を示している。
