河野3・26世界王座奪還で興毅粉砕だ

 「WBA世界スーパーフライ級王座決定戦」(3月26日、後楽園ホール)

 元WBA世界スーパーフライ級王者で同級2位の河野公平(33)=ワタナベ=が22日、都内で会見し、3月26日に東京・後楽園ホールで、同級1位デンカオセーン・カオウィチット(37)=タイ=と空位の同級王座決定戦に臨むと発表した。奪還後には前WBA世界バンタム級王者で、4階級制覇を目指す亀田興毅(27)=亀田=戦が浮上。当日はテレビ東京系でゴールデンタイムに生中継される。

 王座奪回へ、河野が闘志をみなぎらせた。昨年5月の初防衛戦で、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)に微妙な判定負け。周囲の「勝っていた」の声に悔しさが募り、涙に暮れた。それでも、世界再挑戦の可能性を知り、すぐに始動した。

 陣営が「河野はもっている」という展開になった。昨年12月、ソリスがIBF王者・亀田大毅(亀田)との統一戦で計量失敗によりタイトルを剥奪され王座は空位になった。スーパーフライ級に落とした亀田興もランク4位にとどまり、先に挑戦されることはなかった。

 河野はデンカオセーンについて「パンチがあって老かいだけど、いける」と自信を見せる。先を見据えるジムの渡辺均会長は「勝てば日本人同士の好カードもある」と亀田興を相手候補に挙げ、河野は「そうなったら全力でやりたい」と前向きにコメントした。

 酒が飲めず、ボクシングひと筋で節制を続ける33歳。生中継される試合で世界王者の称号を再び得て、多くの人と感激を分かち合いたい。

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