「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
王者・内山高志(34)=ワタナベ=に判定で敗れた挑戦者・金子大樹(25)=横浜光=の顔面は大きく腫れ上がっていた。それでも「負けたのは悔しいけど、自分のやりたいことはできたかな」と、しっかりした口調で語った。なかなか手数が出せず、ポイントでは大きくリードされた。10回に強烈な右フックで内山に尻もちをつかせたが、逆転KOへ勝負をかけた11回に王者の反撃で決定的なダメージを負った。「あそこで自分のペースに持っていくのが世界レベル。オレはまだキャリアが足りない」と振り返った。