大相撲の元横綱で３冠王者の曙（４４）が２３日、ＤＤＴの後楽園ホール大会で“女子プロレス界の横綱”アジャ・コング（４３）と初対決した。

　曙＆高木三四郎＆大鷲透が保持するＫＯ‐Ｄ６人タッグ王座に、アジャ＆男色ディーノ＆大石真翔が挑戦。曙とアジャの初コンタクトは、相撲式で手をついてにらみ合った。アジャがあまりの迫力に「これは無理」と１度は逃げたが、男色からの「アジャ兄（にい）！プロレスではあんたが先輩」というゲキに奮起。がっぷりと組み合った。

　形勢不利と見た男色が飛び出すと、尻出し攻撃を嫌悪する曙は退散した。その後も試合は大荒れ。お約束で尻を出した男色＆大石を曙がまとめて吹っ飛ばし、男色をエルボードロップで追い込んだが、とどめを刺せず。最後は曙が男色、高木がアジャとのキスで悶絶。男色が高木を仕留めてベルトを奪った。