王者・高山、自己流半身浴で減量順調

 「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(12月3日、ボディメーカーコロシアム)

 王者・高山勝成(仲里)が25日、所属ジムで練習を公開した。国内で試合を行うのは4年5カ月ぶり。ホームだからこそできる“高山式半身浴”で順調にきていることを明かした。

 試合1週間前にしては、サンドバッグをたたく音が鋭い。この時期は多くのボクサーが減量に苦しむが、高山には無縁だ。秘密は独自の減量法にある。「右足を電気風呂、左足を熱い風呂という感じで半身浴してます。30分で800グラムくらい落ちますね」。練習を終えると、地元大阪市の「神中湯」で毎日汗を流す。悩みは、湯船が狭くて両足を入れるのがはばかられることだ。

 現在はリミットまで残り2キロだが、一度残り0・5キロ近くまで減量済み。軽めの食事を取ることができるため練習の効率も上がる。「海外はバスタブもない。銭湯もないのでつらかった」。日本ゆえの恩恵にどっぷりつかる。

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