飯伏、新日本と契約!史上初2団体所属

 DDTの飯伏幸太(31)が7日、都内の新日本事務所で会見し、この日付けでDDTと3年契約を結んだ上に、新日本とも単年の選手契約をし、史上初の2団体所属となったことを発表した。今後はDDTの大会にほぼフル出場しながら、新日本にもビッグマッチを中心に定期参戦していく。新日本の所属初戦は14日の東京・両国国技館大会となる。新日本マットでは当面、ジュニアで活動していくとし、IWGPジュニア王者のプリンス・デヴィット(32)を標的としていく。

 史上初の2団体所属レスラーが誕生した。DDT・高木三四郎社長(43)によると、飯伏をかねて高く評価する新日本・菅林直樹会長(49)から9月に獲得打診があり、飯伏の意思を確認したところ「DDTに愛着があり、それ(移籍)はできない」と答えたため断りを入れた。

 しかし、あきらめきれない新日本側から2団体所属という提案があり、高木社長が「面白い」と反応。最終的に「飯伏の可能性を広げてあげたいという気持ちと、プロレス界発展のため」と合意に至った。

 小5から新日本ファンだった飯伏は2つの契約書にサインし、「DDTが大好きなんで離れるというのは考えなかった。2団体所属という話を聞いて、自分は新日本も大好きで、高木さんに『やってみたら』と言われて受けることにした」と満足そうに話した。

 新日本所属としての初戦は真壁刀義(41)&本間朋晃(36)と組み、デヴィット&カール・アンダーソン(33)&バッドラック・ファレ(31)と対戦する。「新日本ではジュニアに絞りたい。デヴィット選手とか、しばらくやってないんで。IWGPジュニア?(獲りに)いきたい」と思いを告白。11年にも巻いたベルト奪回へ第一歩を踏み出す。

 テレビ朝日で定期放映がある新日本でグッズが生産されるなど、今後の露出アップは間違いない。「プロレスを見たことない人にもっと広がればいい。少しでもプロレス界にプラスになれば」。2団体掛け持ちで華麗なファイトを披露し、大好きなプロレスを世間へアピールしていく。

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