村田、プロ10戦目15年末にも世界挑戦

 ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストで、日本同級1位の村田諒太(27)=三迫=について、プロモートを担当する帝拳ジムの本田明彦会長(66)は「早いメドで10戦目」「(年間)4試合が理想」と2015年末までに世界王座奪取を目指す方針を示した。

 8月にプロデビューした村田は、12月に外国人選手と2戦目を行う予定。相手について本田会長は「それなりに、面白い試合になる相手。世界ランカー?それはない。まだ無理。1段階ずつ上げていく」と説明。世界挑戦については「来年後半から勝負。早いメドで10戦目というのはある。ミドル級で10戦目で世界獲ったのなんてないけどね」と世界最速を目指す。

 村田はこの日、帝拳のWBC世界バンタム級王者・山中慎介(30)、同スーパーフェザー級王者・三浦隆司(29)らとの千葉県成田市での走り込み合宿を公開。自身の世界戦略について、「僕の成長度合いによって決まってくる。勝負になると思われるよう頑張るしかない」と表情を引き締めた。

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